「仕事で何度も同じミスをしてしまう」「確認したつもりなのに、抜けや漏れが出てしまう」と悩んでいませんか。
ADHD(注意欠如・多動症)の特性がある方の中には、不注意や集中の続きにくさなどから、仕事で困りごとを感じる方もいます。
ただし、仕事のミスはADHDだけが原因とは限りません。
仕事内容や業務量、指示の受け方、職場環境などが影響することもあります。
今回は、ADHDの特性と仕事上のミスとの関係を整理しながら、ミスを減らす工夫や自分に合った働き方について考えていきます。
ADHDで仕事のミスが多いと感じるのはなぜ?
ADHDは、不注意や多動・衝動性などの特性がみられる発達障害の一つです。
特性の現れ方には個人差があり、すべての方が同じような困りごとを抱えるわけではありません。
仕事では
「確認したのに一部を見落とす」
「頼まれたことを途中で忘れる」
「複数の仕事を頼まれると優先順位が分からなくなる」
といった場面で困ることがあります。
たとえば、一度に複数の指示を受けた場合、最初の作業をしているうちに次の指示が抜けてしまうことがあります。
また、作業中に電話や会話などで注意がそれると、元の作業へ戻ったときに進捗が分からなくなるケースも考えられるでしょう。
こうした場合、「もっと注意する」だけで解決しようとするのではなく、どのような状況でミスが起こりやすいのかを把握することが大切です。
なお、仕事のミスが多いことだけでADHDと判断することはできません。
睡眠不足や疲労、業務量、仕事への慣れなども影響するため、困りごとが続く場合は状況を整理して考える必要があります。
ADHDによる仕事のミスを減らすためにできる工夫
仕事のミスを減らすには、注意力だけに頼るのではなく、忘れたり迷ったりしにくい仕組みをつくる方法があります。
やるべきことを見える状態にする
口頭で受けた指示はメモを取り、必要な作業をチェックリストにしてみましょう。
「今日中に行うこと」「時間が決まっていること」などに分ければ、優先順位も確認しやすくなります。
作業が終わったらチェックを入れる習慣をつけることで、「終わったと思っていたのに一工程だけ抜けていた」といったミスを防ぐ助けにもなります。
仕事を小さな作業に分ける
大きな仕事を一度に進めようとすると、何から始めればよいのか迷ってしまうことがあります。
たとえば「資料を完成させる」ではなく、「情報を集める→内容を整理する→作成する→確認する」のように工程を分けると、目の前の作業に集中しやすくなります。
また、同じミスを繰り返している場合には、起こりやすい状況を記録することも有効です。「急いでいると確認を忘れる」などの傾向が分かれば、具体的な対策を考えやすくなります。
ミスが続くときは自分に合った働く環境も考えてみよう
工夫をしても仕事上の困りごとが続く場合は、仕事内容だけでなく働く環境との相性について考えてみることも大切です。
たとえば、口頭で次々と指示される環境では混乱しやすくても、作業内容が整理されていれば取り組みやすい方もいます。
複数の仕事を頻繁に切り替えるより、一つの作業へ集中できるほうが力を発揮しやすい場合もあるでしょう。
「仕事ができる・できない」だけで考えるのではなく、自分の得意なことや苦手なこと、取り組みやすい環境を整理することが、自分に合った働き方を見つける手がかりになります。
また、一人で働き方を考えることが難しい場合には、就労支援を利用する方法もあります。
就労継続支援A型は、一般企業などで働くことが難しい方に対して、雇用契約に基づく就労の機会を提供するとともに、働くために必要な知識や能力の向上を支援する障害福祉サービスです。
さいたま市のハーフマウンテンも、利用者様一人ひとりが自分らしいゴールへ進めるよう、働くことを通じた成長を支える就労継続支援A型事業所です。
私たちは、誰かと同じペースで進むことではなく、それぞれの可能性を信じ、その方に合った歩み方を一緒に考えることを大切にしています。
お弁当の製造・販売・宅配などの仕事を通して経験を重ねながら、自分の得意なことや取り組みやすい仕事を知ることも、これからの働き方を考える一歩になります。
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まとめ|自分に合った方法と環境を見つけよう
ADHDの特性がある方の中には、不注意や集中の続きにくさなどから、仕事のミスに悩む方もいます。
メモやチェックリストを活用する、仕事を小さな工程に分ける、ミスが起こりやすい状況を整理するといった工夫によって、仕事を進めやすくなる場合があります。
それでも働きづらさが続くときには、仕事内容や職場環境との相性にも目を向けてみましょう。
私たちハーフマウンテンは、一人ひとりが今いる場所から自分らしいゴールへ向かって、一歩ずつ進んでいくことを大切にしています。
得意なことを見つけ、苦手なことへの対処方法を知ることも大切な一歩です。仕事のミスや働き方に悩んでいる方は、自分に合った環境や利用できる支援について考えてみてください。
