仕事をなかなか覚えられず、「自分は発達障害なのではないか」と不安になる方もいます。
しかし、仕事を覚えにくいという一つの困りごとだけで、発達障害かどうかを判断することはできません。
仕事内容や教わり方、職場環境、体調などが影響している場合もあります。
大切なのは、自分を責めるのではなく、どのような場面で困っているのかを整理し、自分に合った工夫や働き方を考えていくことです。
仕事を覚えられないからといって発達障害とは限りません
「何度教えてもらっても忘れてしまう」「同じところで何度も間違える」といった経験が続くと、自信を失ってしまうことがあります。
ただ、仕事を覚えられないという状態には、一つの原因だけが関係しているとは限りません。
たとえば、口頭で一度に多くの指示を受けると混乱しやすい人もいれば、周囲の音や人の動きが多い環境では集中しにくい人もいます。
また、新しい仕事を始めたばかりで単純に慣れていない場合や、疲れがたまっていることで覚えにくくなっている場合も考えられます。
まずは「自分は仕事ができない」とまとめて考えるのではなく、具体的にどこで困っているのかを確認することが大切です。
特定の作業だけが難しいのか、複数の仕事が重なると混乱するのか、説明を聞いた直後は理解できても後から思い出せないのかによって、必要な工夫は変わってきます。
発達障害について気になる場合も、仕事上の一つの困りごとだけで判断するのではなく、専門的な相談先を活用しながら整理していくことが大切です。
仕事を覚えにくいときは「覚え方」と「働く環境」を見直します
仕事を覚えようとして、ひたすらメモを取っているのにうまくいかないこともあります。
その場合は、「もっとメモを取る」のではなく、覚えにくさが生まれている場面そのものを見直してみましょう。
口頭で聞いた内容を忘れやすいのであれば、指示を短く書き出したり、作業手順を見える場所に置いたりする方法があります。
複数の仕事を同時に任されると混乱しやすい場合は、何から始めればよいかを確認し、一つずつ進められる形に整理することも有効です。
同じミスが続く場合は、「気をつける」と意識するだけではなく、作業後に確認する項目を決めておくと、振り返りやすくなります。
自分だけで工夫することが難しい場合は、上司や支援者に「どこで困っているのか」を具体的に伝えることも一つの方法です。
私たちは、苦手なことを無理に克服することだけが働き続ける方法だとは考えていません。
得意なことや取り組みやすい方法を見つけ、その人が力を発揮しやすい環境を一緒に考えることも、働くうえで大切な視点だと考えています。
一人で悩み続けるより、相談先や就労支援を活用する方法もあります
さいたま市には、発達障害の疑いがある本人や家族も相談できる発達障害者支援センターがあります。
発達障害について相談したいと感じたときに、まず困っていることを整理するための窓口として活用できます。
一方で、同センターは診断や心理検査、仕事の斡旋を行う機関ではないため、目的に応じて相談先を選ぶことが必要です。
働くことについて支援を受けたい場合には、就労移行支援や就労継続支援A型・B型などの障害福祉サービスがあります。
それぞれ対象や支援内容が異なるため、「仕事を覚えられないからA型を利用する」と単純に決まるものではありません。
就労継続支援A型は、一般企業などでの就労が難しい方のうち、支援を受けながら雇用契約に基づいて継続的に働くことが可能な方を対象とするサービスです。
働く機会を得ながら、就労に必要な知識や能力を身につけていくことを目指します。
「今の仕事を続けるべきかわからない」「どのような働き方なら続けやすいのかわからない」と感じている場合は、一人で結論を出す前に、相談先や支援サービスについて情報を集めてみることも大切です。
まとめ|仕事を覚えられない悩みから、自分に合う働き方を考えてみましょう
仕事を覚えられないという悩みが続くと、「自分には働くことが向いていないのではないか」と感じてしまうこともあります。
しかし、今の仕事内容や環境が自分に合っていないだけかもしれませんし、理解しやすい方法に変えることで取り組みやすくなる可能性もあります。
人生は、一歩ずつ進んでいく長い旅路です。
誰もが山の道半ばにいて、これからどのように進んでいくかを考えています。
ハーフマウンテンは、その途中で寄り添い、一緒に歩いていく就労支援事業所です。
一人ひとりが自分らしいゴールへ向かえるよう、可能性を信じながら成長を支えていくことを大切にしています。
「今の働き方が自分に合っているかわからない」「支援を受けながら働く方法を知りたい」と感じている方は、見学や相談を通して、これからの選択肢を一緒に整理してみてください。
さいたま市緑区|ハーフマウンテンについて
ハーフマウンテンは、埼玉県さいたま市で就労継続支援A型事業所を運営しています。
障がいをお持ちの方の一般就労やスキル向上を支援し、利用者さんのステップアップを徹底的にサポートしています。
お弁当の製造・販売・宅配をはじめとするさまざまな仕事に取り組みながら、一般就労を目指すことも、自社で正規として活躍することも可能です。
「うつや障がいがあるからここで働くしかない」ではなく、一人ひとりの可能性を広げる環境づくりを大切にしています。
「休職後にどう働けばいいか分からない」「まずは相談だけしたい」という方も、すぐに答えを出す必要はありません。今の状態を整理するところから、一緒に考えていきます。
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